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イベント開催レポート

【事後レポ 11月6日開催】カード型生体認証ハードウェアウォレットUNIKEYS

  • 開催日 2018.11.06
  • 作成日 2018.11.13

クレジットカードサイズのハードウェアウォレットに、生体認証を組み込み安全かつ簡単に使えるUNIKEYSの CEO & Co-FounderであるAlexandre Tabbakh氏をプレゼンターに迎え、2018年11月6日(火)BaseLayer株式会社のオープンスペースをお借りしてミートアップが開催されました。

UNIKEYSは香港を拠点としソフトウェア、ハードウェア各分野のパートナー会社と共に開発を行っております。

〜プレゼンター UNIKEYS CEO & Co-Founder Alexandre Tabbakh氏〜

 

FintechとBlockchainの専門家であり、ユーザーがデジタル資産へのアクセスを容易にするために貢献している。主要金融機関(Société Générale、JP Morgan)での経験から得たデリバティブに関する深い知識を持ち、ブロックチェーンベースのワークフローとパイロットを設計する様々なFintechの新興企業と協力した経験を持つ。またアジアにおけるブロックチェーンエコシステムの主要メンバーとして、ブロックチェーンと暗号通貨の登場について数多くの講演を行ってきた。現在は、UNIKEYSのCEOおよび共同創業者であり、ユーザーに包括的な暗号通貨ソリューションを提供している。

暗号通貨を取り巻く3つの課題

1)資産を守るプライベートキーの管理が煩雑

中央集権型の取引所(bitFlyerやbitBankなど)では、プライベートキーをユーザーが管理することはありません。しかし、コインチェックやマウントゴックスなどの取引所がハッキングされ、資産が流出していることから、自分自身で資産管理(暗号通貨管理)する必要性を痛感している人が増えてきています。

自分自身で資産管理するとなると、どこにプライベートキーが保存され、どのように使うのかを理解する必要がありますが、難解なために多くの人がわかっていません。また、プライベートキーの管理は手間暇がかかるという問題もあります。

さらに、大手金融機関でもブロックチェーン技術を自社に取り込もうとしていますが、プライベートキーの管理手法に課題を抱えています。

 

<参考 プライベートキーとは?>

プライベートキーとは秘密鍵とも呼ばれ、銀行口座の口座情報+暗証番号(パスワード)+通帳(キャッシュカード)+登録済み印鑑にあたる。プライベートキーだけで暗号通貨の保有情報がわかり送金が可能になるため、絶対に他人に知られてはならない。

 

2)使うのが大変な暗号通貨

暗号通貨を使うのは非常に大変です。使える場所も少ないですし、使うまでの手続きが多いからです。

3)決済スピードの遅さ

コンビニでペットボトルのお茶を1本買うために、レジの前で10分も20分も待つことはできません。しかし、暗号通貨で決済するには、ブロックチェーンで取引が承認されるまで待つ必要があります。

 

一方、日本だけでなく世界で普及している電子マネーは、コンタクトレスカード(非接触型のカード)で素早く決済できますが、セキュリティは人が思うほど高くありません。

 

UNIKEYSとは?

UNIKEYSとは、カード型のハードウェアウォレットで、次のような特徴を備えています。

 

UNIKEYSの特徴

  • カードの国際規格「ISO/IEC 7810 ID-1 銀行カードフォーマット」に適合
    (銀行のキャッシュカードやクレジットカードと同じサイズ)
  • 小電力IC通信技術(RFID)の国際規格「ISO/IEC 14443」に適合
    (非接触で通信が可能)
  • 生体認証機能(カードの右下にタッチ指紋センサー)
  • 登録できる指紋は最大8個
  • 指紋認証操作は1秒以内、認証後データロックまで10秒
  • 指紋がピンコード(暗証番号)
  • EMVチップ(ICチップ)搭載(暗号通貨キャッシングマシーンで使用可能)
  • BTC、ETH 、BCH、LTC、ERC20トークンを含む主要暗号通貨に対応可能
  • ウォータープルーフ

 

競合他社からUSB接続のハードウェアウォレットが発売されていますが、我々は使いやすさと安全性を考慮し、カードタイプかつ非接触で使用できるハードウェアウォレットを開発しました。

さらに、加盟店(暗号通貨支払い可能な店舗)、ユーザーが使いやすいUI(ユーザーインターフェース)、UX(ユーザーエクスペリエンス)を念頭に設計しました。普及させるため、端末及び支払い提供のカウンターパートと提携する予定です。

 

<参考 UIとは?>

UI(ユーザーインターフェース)とは、外観、アプリ画面などユーザー(加盟店含む)の視覚に触れるすべての情報のこと。

<参考 UXとは?>

UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、ユーザー(加盟店含む)が製品・サービスを通じて得られる体験のこと。

 

短時間で支払いが可能になる理由

先ほどお伝えしたように、暗号通貨決済は時間がかかります。ブロックチェーンに取引を書き込むのに時間がかかるからです。

そこで、UNIKEYSは独自のオフチェーン技術を用いることで、瞬時決済を可能にしました。

 

UNIKEYS独自のオフチェーン技術

通常、暗号通貨で取引するとき、取引内容をブロックチェーンに書き込みますが、UNIKEYSでは、ブロックチェーンにデータを書き込む手前でデータを処理します。

具体的には、「誰が」「誰に」「いくら払うか」を処理するチャネル(ステートチャネル:オフチェーン技術のひとつ)を我々UNIKEYSが構築し、お店のレジではお客様を待たせることなく決済します。お店のレジ締めの時に、加盟店用アプリのボタンをタップすると、オフチェーンで決済した情報がブロックチェーンに書き込まれます。

 

ある製品を工場からお店に出荷する時、小さな箱(小売用の箱)を大きな箱(輸送用の箱)にまとめて入れて輸送しているところをイメージしてみてください。

小さな箱を個別に輸送するより、まとめて輸送することで効率良く輸送できている姿がイメージできると思います。

この小さな箱がお店のレジでお客様が決済すること(ステートチャンネルで決済)、大きな箱がレジ締め(ステートチャンネルで決済したものをブロックチェーンに書き込む)なのです。

 

また、小麦粉をふるいで細かくしているところをイメージしてみてください。小麦粉を細かくするふるい(道具、ツール)がステートチャンネルで、ふるいで細かくなった小麦粉が落ちるボールがブロックチェーンです。道具を使って情報をふるい分け、必要な情報のみをブロックチェーンに書き込むのです。

 

このようにすることで、即時決済とコストダウンを両立させました。

 

UNIKEYSの競合他社

UNIKEYSはハードウェアウォレットですので、Ledger NanoやTREZORといったハードウェアウォレット会社が競合他社です。競合他社のハードウェアウォレットはカードタイプではなく、生体認証もありません。この部分が後発であるUNIKEYSの強みです。

また決済機能がありますので、VISAやMasterCardといったクレジットカード会社、日本では電子マネーも競合他社になるでしょう。

 

デモンストレーション

実際にUNIKEYS(ハードウェアウォレット)、プリペイド式のカード、アプリを使い、どのように買い物ができるか、どのようにpeer-to-peer(誰かから誰かへ直接)で送金ができるのかを実演しました。

 

プリペイド式のカードについて

プリペイドの「Google Play ギフトカード」や「App Store & iTunes ギフトカード」のように、コンビニでカードを購入し、カードに記載されたQRコードを読み取ることで、手持ちのウォレットに暗号通貨がチャージできる仕組みを導入する予定です。

 

これまでと今後の展望

これまで、Ethereum Walletを開発し2018年1月に完了、Payment Channelを開発し2018年8月に完了しています。

 

今年の12月にUNIKEYSカードV1のオンライン予約をスタートします。お届けは2019年3月頃です。また、2019年8月にはUNIKEYSカードV2のオンライン予約をスタートし、2019年9月頃のお届け予定です。

 

なおUNIKEYSカードV2には、下記の機能が追加される予定です。

  • Bluetooth
  • 電子ペーパーディスプレイ
  • 2つのボタン

 

財布の中にUNIKEYSを入れ、持ち歩く。ハッキングされることなく暗号通貨を安全に、かつスマートに使える時代が訪れます。

 

高い透明性を保ち、安心して使えるように、今後はコミュニティとのコミュニケーションを今以上に密にしていきます。ぜひご期待ください。

 

高い関心と期待 〜参加者からの質問〜

本ミートアップは、熱心にメモを取りながら集中して聞き入っている参加者ばかりで、関心の高さが伺えました。

また、時間内では答えきれないほどの質問が寄せられ、どれもが「いかに暗号通貨を使いやすいものにできるのか?」という課題に対して真剣に向き合う、UNIKEYSへの期待がこもった内容でした。

 

質問:UNIKEYSの充電はどのくらい持つのか?

回答:1回2時間の充電で約400回使用できます。

 

質問:UNIKEYSのカードはWater Proof対応ですか?

回答:Water Proofですが耐水ではないので、水没させると使用できなくなる可能性があります。

 

質問:UNIKEYSのカードを紛失、破損してしまったら、どうなるのか?

回答:リカバリーから復活させ、別のハードウェアウォレットに移行することができます。

 

質問:日本でもカードを手に入れられますか?

回答:はい、手に入れることが可能です。今年の12月にオンライン予約をしたら、来年3月には受け取れる予定です。

 

質問:日本の店舗で使えるようになりますか?

回答:QRコードを読み取る機械がある店なら使用できます。この機械はこれから広めていきます。

 

質問:2017年にクリプトキティが流行し、イーサリアムの決済処理が追いつかない状況になったがUNIKEYSは?

回答:UNIKEYSのPayment Channel(決済)であれば問題ありません。

 

引き続き、Ethereum Japanはミートアップを通じ、Ethereumの認知を目指します。

 

イベント開催の最新情報は、こちらから。

https://www.meetup.com/ja-JP/Ethereum-Japan/

 

UNIKEYSサイト https://www.unikeys.io/

日本語ホワイトペーパー  https://www.unikeys.io/wp-content/uploads/JP-White-Paper-V1.4.pdf

UNIKEYS Twitter https://twitter.com/UnikeysTeam